2025年12月6日(土)、本学医学部附属病院耳鼻咽喉科の茂木雅臣准教授が「群馬イノベーションアワード2025」にて大賞を受賞しましたのでお知らせします。
事業タイトル
「XR補聴器で変える”聴く”の常識:老人の証を人生を彩る必需品へ」
事業内容
補聴器は周囲の音全体を増幅するため、雑音も同時に大きく聞こえる場合がある。また、耳の形や聴力に合わせた調整が必要であり、日常的に使用するには一定のトレーニングを要する。しかし、慣れるまでに時間を要するため、使用を断念する人も少なくない。
本事業では、トレーニングをできる限り継続して実施できるよう支援することを目的に、補聴器と「スマートグラス」の活用に取り組んだ。スマートグラスに映し出される拡張現実(AR)空間の中でアバターと会話を行い、聞き取りの精度を評価する仕組みである。
茂木准教授からのコメント
拡張現実(AR)空間であれば、病院へ通うことなく自宅にいながら練習ができます。また、人工知能(AI)との対話のため聞き間違いをしても恥ずかしさを感じることがありません。
今後も、補聴器トレーニングを快適に続けられる環境づくりを目指し、事業化に向けて努力を重ねてまいります。

(上毛新聞社提供)
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