成果有体物（MTA）

成果有体物とは

「成果有体物」とは、研究の結果又はその過程で得られた学術的・財産的価値その他の価値があるもののうち、次に掲げる有体物をいいます。

研究・教育の結果又は過程において得られた材料，試料（試薬，新材料，土壌，岩石，植物新品種，実験動物，細胞株，微生物株，ウイルス株，核酸，タンパク質等の生体成分及びそれらの誘導体等をいう。），試作品，モデル品，実験装置等
臨床等において得られた試料（細胞株，微生物株，ウイルス株，核酸，タンパク質等の生体成分及びそれらの誘導体等をいう。）
データベース，コンピュータープログラム，音声，画像，図面等の各種研究成果情報を記録した電子または紙記録媒体

論文、既製の薬品等については対象ではありません。

MTA（Material Transfer Agreement: 成果有体物移転同意書）とは

成果有体物を提供又は受領するときに締結される同意書をMTA（Material Transfer Agreement: 成果有体物移転同意書）といいます。
このMTAの目的は、提供者の知的財産を保護しつつ、成果有体物の適切な活用を促進することであり、MTAでは、成果有体物に係る権利および取扱いに関する条件を規定しています。

MTA（受入）手続きフロー

【研究者】１.法令その他関係規則の　確認	成果有体物の受入れが法令や規則等に抵触しないこと（遺伝子組み換え実験などに関連した必要な手続き等が行われていること）を確認してください。 ※遺伝子組み換え実験に関する手続きについて（学内専用） ※病原体等安全管理について

【研究者】
１.法令その他関係規則の
　確認

成果有体物の受入れが法令や規則等に抵触しないこと（遺伝子組み換え実験などに関連した必要な手続き等が行われていること）を確認してください。

※遺伝子組み換え実験に関する手続きについて（学内専用）
※病原体等安全管理について

【研究者】２.提供元がMTA手続きを　必要とするかの確認	成果有体物の提供元に対してMTA締結等の必要な手続きをを確認してください。提供元がMTA締結を不要とする場合は締結せずに受け入れることができます。 MTAの締結が必要な場合は先方のひな形を入手して事務担当者へお送りください。

【事務部】３.MTA締結手続き	提供元がMTA締結を必要とする場合、事務担当者が先方と調整してMTAの締結手続きを行います。群馬大学では学部等の長がMTA締結者となりますので、通常であればMTA契約書には研究担当者と学部等の長の押印がなされます。

【研究者】【事務部】４.成果有体物の受入	MTAが締結されましたら事務部から研究者へご連絡します。実際の成果有体物の受入方法等については研究者が提供元と調整をしてください。

MTA（提供）手続きフロー

【研究者】１.法令その他関係規則の　確認	成果有体物の提供が法令や規則等に抵触しないこと（遺伝子組み換え実験などに関連した必要な手続き等が行われていること）を確認してください。 ※遺伝子組み換え実験に関する手続きについて（学内専用） ※安全保障輸出管理管理について（学内専用） ※病原体等安全管理について

【研究者】
１.法令その他関係規則の
　確認

成果有体物の提供が法令や規則等に抵触しないこと（遺伝子組み換え実験などに関連した必要な手続き等が行われていること）を確認してください。

※遺伝子組み換え実験に関する手続きについて（学内専用）
※安全保障輸出管理管理について（学内専用）
※病原体等安全管理について

【研究者】２.成果有体物提供依頼書の　提出	研究担当者から各学部等の長宛ての提供依頼書を各地区の事務担当者へ提出してください。提供依頼書雛形大学等の公的研究機関へは基本的に無償提供とします。営利企業への成果物の提供は、原則有償とします。ただし、共同研究につなげるための事前調査を目的とした提供の場合は、無償とすることもあります。

【研究者】
２.成果有体物提供依頼書の
　提出

研究担当者から各学部等の長宛ての提供依頼書を各地区の事務担当者へ提出してください。
提供依頼書雛形

大学等の公的研究機関へは基本的に無償提供とします。
営利企業への成果物の提供は、原則有償とします。ただし、共同研究につなげるための事前調査を目的とした提供の場合は、無償とすることもあります。

【事務部】３.MTA締結手続き	事務担当者が先方と調整してMTAの締結手続きを行います。群馬大学では学部等の長がMTA締結者となりますので、通常であればMTA契約書には研究担当者と学部等の長の押印がなされます。有償提供の場合は、産学連携・知的財産活用センターが契約金額の算出等を行います。

【研究者】【事務部】４.成果有体物の提供	MTAが締結されましたら事務部から研究者へご連絡します。実際の成果有体物の提供方法等については研究者が提供先と調整をしてください。有償提供の場合は上記に加えて、提供後に事務部が請求書の発行手続きを行います。

市販品の成果有体物購入に関する報告について

通常のMTAは提供を受ける際（購入時）にMTAを締結することが多いですが、一部の提供元については、大学長名でMTAを締結しておくことで、購入時には個別のMTA締結が必要ないものがあります。
それらについては販売代理店を通じて購入することができますが、あくまでMTAに基づく管理を行う必要があることから、購入する教員の把握を行うとともに、当該教員に対してMTAの内容を理解いただく必要があります。
以下の提供元の成果有体物を購入する際には、報告フォームへ必要情報を入力してください。
担当係においてフォームへの入力が確認できましたら、当該教員へMTA写しをメール送付いたしますので、
ご確認いただき、購入手続きを行ってください。

関係規程等

国立大学法人群馬大学成果有体物取扱規程